三陸の海を、この手で。

Producer — 広田湾で牡蠣を育てる、大将水産のメンバー

三人で、海に立つ。

ご縁あって大阪から陸前高田に移り住んだ三人が、広田湾で牡蠣を育てています。海の知識も、漁の技術も、最初は何も持っていませんでした。それでも、地元の漁師の師匠たちが「とりあえず来てみるか」と受け入れてくれて、ロープの結び方から牡蠣棚の管理まで、一つひとつ手を取って教えてくれました。

2021年に広田湾で養殖を始めてから、私たちは毎日この海と向き合っています。早朝の出漁、牡蠣棚の手入れ、水揚げ、選別、出荷。地味で繰り返しの多い仕事ですが、「大粒で濃厚な広田湾の牡蠣」を全国の食卓へ届けるための一つひとつの作業です。

このページでは、株式会社大将水産のメンバーと、私たちの普段の1日、そして広田湾で受け継いできた人と人とのつながりを紹介します。

広田湾の現場に、立つ三人。

CEO
Hiroki Ohno
大野 広貴
代表取締役
From
大阪府
Role
養殖・品質管理・販路開拓

陸前高田に来て、海と人に育ててもらいました。漁師の先輩方から受けた恩を、大粒で美味しい牡蠣を全国に届けることで返していく。それが私の仕事だと思っています。広田湾の海を、次の世代まで守り育てたい。

DIRECTOR
Yuya Nuta
怒田 裕也
専務取締役
From
大阪府
Role
現場作業・経営管理・情報発信

三人で海に出る毎日が、私の原点です。船の上では作業に集中し、戻ってきたら経営や発信のことを考える。現場と数字を行き来できることが、私たちのような小さな会社の強みだと思っています。広田湾と陸前高田の名前を、もっと多くの人に知ってもらいたい。

MEMBER
Member
メンバー紹介
養殖チーム
From
陸前高田周辺
Role
養殖現場・選別・出荷補助

三人だけでは回らない作業を、地元のメンバーや漁協の仲間と一緒にこなしています。牡蠣棚の管理、水揚げ、選別、加工の各工程に、それぞれの担い手がいます。詳しいプロフィールは、追って公開予定です。

広田湾の、一日のリズム。

04:30
出漁の準備、そして船を出す
夜明け前に港に集合し、その日の作業内容を確認。漁協の無線で海況や注意点を共有してから、船で広田湾の養殖区画へ向かいます。冬場は気温が氷点下のことも多く、防寒装備でフル武装です。
06:00
牡蠣棚の管理
海中の養殖ロープに吊るされた牡蠣を一つひとつ確認。付着物(ヒトデ、藻類等)を取り除き、間引きや配置の調整をします。牡蠣同士の間隔が密になりすぎると身入りが悪くなるため、地味ですが結果に直結する作業です。
10:00
水揚げ・選別
出荷分の牡蠣を水揚げし、陸の作業場へ。サイズ・形・身入りを目視で確認しながら、Mサイズ・Lサイズ等にグレード分けします。基準に満たないものは出荷せず、海に戻して育成を続けます。
14:00
加工・浄化・出荷
生食用の牡蠣は、紫外線殺菌海水での浄化処理を経て梱包。EC受注分は当日〜翌日発送、業務用出荷分は配送先別にまとめます。事務作業・SNS発信もこの時間帯に。1日の最後に翌日の作業計画を立てて、解散します。

師匠と、地域と、海と。

師匠から受け継いだ技術

広田湾の養殖技術は、地元で何十年と海に出てきた漁師たちが時間をかけて磨いてきたものです。私たちは何も知らない状態でこの世界に入り、その技術を一から教えてもらいました。ロープの結び方、牡蠣の挟み込みの間隔、水深ごとの育成期間、季節ごとの世話の違い ― 教科書には載っていない判断のすべてを、現場で繰り返し学んでいます。

師匠方から学んだのは技術だけではありません。海への向き合い方、出荷判断の厳しさ、地域の中でどう振る舞うか。漁師として生きていくためのすべてを、日々教えていただいています。

広田湾漁業協同組合との関係

広田湾での牡蠣養殖は、広田湾漁業協同組合の組合員として行っています。漁協は、養殖区画の管理、水質・貝毒検査、出荷可否の判断、漁業権の管理など、広田湾の漁業全体を支える組織です。当社の出荷判断も、漁協が定める基準・検査結果に依拠しています。

新規参入の私たちが牡蠣養殖をできるのは、漁協が「外から来た担い手」を受け入れ、組合員として認めてくれているからです。漁協の活動と一体で動くことが、広田湾の漁業を続けていくための前提だと考えています。

地域コミュニティへの関わり

陸前高田は震災からの復興過程にある町です。漁業・養殖業の担い手不足は地域全体の課題でもあり、私たちのような外から来た新規参入者がここで事業を続けていくこと自体が、地域への一つの関わり方だと考えています。

地域のお祭り、清掃活動、漁協行事への参加、地元の高校・大学からの見学受け入れ等、できる範囲から少しずつ。「お世話になった分、地域に返していく」という意識を、事業の根っこに置いています。

私たちが育てた牡蠣を、
ぜひ味わってみてください。

広田湾の冷たい海でじっくり育った大粒のマガキを、産地から直接お届けしています。
また、私たちと一緒に広田湾で働く仲間も、随時募集しています。